キーボード、マウス共有ソフト「Mouse Without Borders」と「Synergy+」の比較
比較表
機能 | Mouse Without Borders | synergy+ |
---|---|---|
Linux、Mac対応 | × | ○ |
Windows 7対応 | ○ | △ |
UACの操作 | ○ | × |
ファイルのコピー | ○ | ○ ※1 |
フォルダのコピー | × | ○ ※1 |
Ctrl + Alt + Deleteのエミュレート | × | ○ |
設定の簡単さ | ○ | ○ |
設定のカスタマイズ | △ | ○ |
サーバ・クライアントの逆転 | ○ | × |
スクリーンキャプチャ | ○ | × |
安定性 | ○ | △ |
※1 パッチを適用したら。
Linux、Mac対応
Mouse Without BordersはMicrosoft製なので、Windowsのみ。
Linux、Macと共存するなら、その時点でMouse Without Bordersの選択肢はない。
Windows 7対応
Mouse Without Bordersは全く問題なくできる。
Synergy+ は、 Windows 7からWindows XPへのクリップボードやファイルのコピーができない。
UACの操作
Mouse Without Bordersは全く問題なくできる。
Synergy+は以下の設定をしても、ユーザアカウント制御の画面の操作はできない
Windows 7の管理者権限で起動してるアプリケーションをsynergyで操作する方法
ファイルのコピー
Mouse Without Bordersはデフォルトでドラッグ & ドロップでマシン間でのファイルコピーができる。
しかし、「MouseWithoutBorders\コピーしたファイル」と1つ余計なフォルダが作成されるのが、鬱陶しい。
Synergy+は、以下のパッチを適用すればファイルコピーもできる。
synergy plusでファイルをコピーする
ただし、ドラッグ & ドロップではなく、コピーは、右クリックからコピーか 「Ctrl + C」で、貼り付けも
「右クリックから貼り付けか 「Ctrl +V」でしかできない。
また、Windows 7からWindows XPへのコピーはできなかった。
フォルダのコピー
Mouse Without Bordersはフォルダを丸ごとコピーすることはできない。
Synergy+は、ファイルのコピーのパッチを適用すれば、ファイルでも、フォルダ丸ごとでもコピーできる
Ctrl + Alt + Deleteのエミュレート
Mouse Without Bordersだとこれができない
Synergy+は「Ctrl + Alt + Pause」でエミュレートができる。
設定のカスタマイズ
Mouse Without Bordersは、設定を簡単にしてる分、カスタマイズできる項目も少ない。
Synergy+は、右側のマシンの右端からは、左側のマシンに移動しないなどという設定ができる。
ショートカットキーで、カーソルを左右のマシンへ行ったり来たりできる。
左右だけじゃなくて、上下という選択肢もある。
スクリーンセーバーの同期もできる。
Synergy+の方が細かい設定をカスタマイズすることができる。
スクリーンショット
Mouse Without Bordersは、Send Screen Capture from>を選択し、マシン名を選択すると、
別マシンのスクリーンキャプチャを撮ることができる。
Synergy+は、できない。
安定性
Mouse Without Bordersは、特に問題ない。
Synergy+は、ロックかけた後やスクリーンセーバーからの復帰後に、サーバ側の入力が
おかしくなることがある。DやSなど特定のキーが、Ctrl、Altを押してないのに、
ショートカットキー状態になって、アプリが起動してしまう。
結論
僕は結局、OSの条件によって、使うソフトを使い分けている。
Windows 7がある場合は、Mouse Without Bordersを使っている。
Windows 7がない場合 または、Linuxがある場合は、Synergy+を使っている。