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開発者である前にパワーユーザーであれ

言葉


開発者である前にパワーユーザーであれ

師匠に言われた言葉だったか、なんかの本に書かれた言葉だったか、
自分で思いついたのか思い出せない。
ただ、開発する製品のパワーユーザでありたいと思っている。



プロダクトアウトはダメだ、マーケットインに徹しろと。そのためにもっと
お客さんのところに出向いていかないだめだろ

とよく言われる。


言ってることは正しいのだろう。
でも、自分たちの開発現場を見ると別の問題点があるように見える。



「プロダクトアウトはダメだ」

プロダクトアウトにすらなってないのではないか?
まず、ホントに自分たちが思い描く理想のモノになっているのか?
現状の延長線上でできる範囲で作れるモノしか考えていないのではないだおろうか?
納期、工数、技術力不足で、しかたなく妥協したモノになっていないか?
その妥協で使いにくいおかしなモノになっていないか?



「マーケットインに徹しろと。そのためにもっとお客さんのところに出向いていかないだめだろ」

自分たちがお客さんのところに行くときは、まずトラブルが発生しているときですが・・・。
そのトラブルが解決したときや平常時の打ち合わせに出かけたとうしよう。
「どんなところに不満、不足がありますかね?」なんて聞いても、
返ってくる答えは、現状の製品・機能の愚痴を言われ続けるだけだろうな。

フォードの有名な言葉の通りだ。

もし私が顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らはもっと速い馬が欲しいと答えていただろう。

今の製品としての改善はできるだろうが、次の製品としてはそれだけでは足りない。
それでも聞くんだとしたら、今の不満じゃなくて、将来の理想象を聞きたい。
「もし今から理想的なシステムを最初から作り直せるとしたら、どんな機能を使いたいですか。」
みたいな仮定の話に持っていければ、多少は前向きな意見がでてくるかな。


エライ人が言ってることに矛盾があるのも悲しい。
あるXXXX機能という機能を売上の高い割合を締めるお客さんYから欲しいと言われたとする。
そのXXXX機能は、間違いなくそのお客さんYしか使わない。
そのXXXX機能を作ることで、8割ぐらいのお客さんが喜ぶであろう機能が作れなくなってしまう。
お客さんの声多き機能ではなく、声大き機能が優先される点。
悲しいけど、これ現実なのよね。


お客さんの声

お客さんの声を聞くのは大事だと思う。
が、その要望の重要性を判断するための「基準」を何にするのか。
「大きい声」を基準にはしたくない。
「大きい声」のいいなりにはなりたくない。


そのために、自分たちがまず、開発者の前にパワーユーザーでありたい。
自分たちが、その製品の1番のパワーユーザーであれば、別の「基準」を
持てるんじゃないだろうか。
そうなれば、プロダクトアウトもマーケットインもないんじゃね?
そんなことを思った。

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