「お客様のためだから」という言葉の違和感

某CMの「あたなのためだから」と同じくらい「はぁ?」という違和感を
社内で使われる「お客様のためだから」という言葉に感じる。

本当にお客様のために一丸となって行動するなら何も問題ない。
だけど、この言葉が使われるときのシーンは、どうも自分が行動せず、相手に
押し付ける場合に使われてるように思えてならない。
特に部を超えた場合に押し付ける場合の都合のいいセリフになってる。


王様のレストランというドラマで好きなセリフがある。

私は先輩のギャルソンに、お客様は王様であると教えられました。
しかし、先輩は言いました。
王様の中には首をはねられた奴も大勢いると

お客様は神様ではない。王様だ。
王様は人間だ。
人間だから間違いも起こす。
間違い続けて、首をはねられた王様もいる。
Yesマンを集めた結果、真実が伝わられず、裸のままの王様もいる。
都合の悪いことは見てみぬふりをする人を集めた、ロバの耳の王様もいる。


本当に「お客様のため」というのならば、明らかに要望が間違ってるときには
それはおかしいと提案するべきだろう。
そのまま、おかしな無理難題を押し付けるために、「お客様のために」という言葉
を使うのはやめて欲しいものだ。


社内にはその他にも違和感のある言葉がそこらかしこに飛び交っているのだが、それはまた別の話。